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2021.01.10

市民講座運営委員会の塗装セミナー

市民講座運営委員会の塗装セミナー

新聞の下のほうにあった『市民講座運営委員会』の塗装セミナー

結論を言うと、これは営利目的・集客目的のセミナーです。
別に集客のイベントは自由ですしクレームをつけるつもりはありませんが、あきらかに公的なセミナーを装った詐欺まがいのイベントです。
もし、参加される方がいたら注意してください。

詳しく調べた結果がこれです。登場するのは下記の4団体です。

1、市民講座運営委員会
2、講師を務める外壁劣化診断士の資格認定団体が一般社団法人住宅保全協会
3、塗料メーカーのアステックジャパン  
4、外壁塗装工事のフランチャイズチェーンのプロタイムズ


この1~4の関係はと調べると、下記にリンクを貼りましたが、この4団体の所在地(東京事務所)の住所はすべて同じ、東京都千代田区富士見1丁目6-1フジビュータワー飯田橋1002号です。

これは推測ですが

①塗料メーカーが自社塗料を拡販するために外壁塗装工事店のフランチャイズ組織を作った。

②フランチャイズの集客方法として、市民講座運営委員会の名前でセミナーを開く

③集客と差別化のために、一般社団法人の名前で外壁劣化診断士資格を作って権威を持たせた

このようなストーリーではないかと想像できます。



市民講座運営委員会のHP
http://www.shiminkouza.or.jp/seminar/
外壁劣化診断士の講習と認定を行う住宅保全推進協会のHP
http://jutaku.shiminkouza.or.jp/about/

塗装のフランチャイズ会社『プロタイムズ』のHP
https://protimes.jp/profile

講座の中では『外壁塗装は外壁劣化診断士の資格を持った人に依頼すべきです』と言い切っています。講座終了後には、無料相談会が開かれて、外壁劣化診断士が相談に応じています。講座を受けてしまえば資格保持者の言うことを信じますよね。


外壁に関する資格は、外壁塗装診断士、窯業サイディング塗り替え診断士、外壁診断士、外壁塗装マイスターなど多数あります。

これらは、一般社団法人などの民間団体が認定する資格で公的なものではありません。

たいていの資格試験は、講習を90~120分ほど聞いて、その後に筆記試験を受けるものですが、試験内容は事前講習で教えてくれるので素人の方が受験しても合格出来る様なものがほとんどだと感じています。

一般社団法人は誰でも設立可能ですし、資格発行に関して行政の許可を得る必要もありません。その資格をもって信頼できると考えるのは、危険ではないでしょうか。

これ以上は、ブログ読者の判断にお任せいたします。語らずともおわかりかと思います。

塗料メーカーのアステックペイントジャパンのHP
https://astec-japan.co.jp/company-outline/

#市民講座運営委員会 #リフォーム詐欺 #外壁塗装