2025.07.12
リクシルの窓選びの判断基準とは?遮熱できる窓は夏の電気代節約にもつながる!

一年を通して室内で快適に過ごしたい、というのは誰もが願うことです。
しかし、夏の厳しい暑さや冬の凍えるような寒さの多くは、実は家の「窓」から出入りしています。つまり、窓の性能を見直すことは、心地よい暮らしと光熱費の節約に直結する重要なポイントなのです。
ここでは、住まいの断熱性を高めるための窓選びについて、リクシルの製品を参考にしながらその基準をご紹介します。
窓ガラスを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしておきましょう。
①複層ガラスやトリプルガラスを選ぶ
窓の断熱性を考えるうえで、まず基本となるのがガラスの性能です。
ガラスが1枚だけの単板ガラスに比べ、2枚のガラスを重ねた「複層ガラス(ペアガラス)」や、3枚重ねの「トリプルガラス」は、格段に熱を伝えにくくなります。ガラスとガラスの間にある空気層や、特殊なガスが、外の暑さや寒さが室内に伝わるのを防ぐ壁の役割を果たしてくれるのです。
②樹脂サッシや複合サッシを選択する
優れたガラス性能を活かすには、ガラスを支えるフレーム、つまり「サッシ」の素材選びも欠かせません。
従来からあるアルミサッシは丈夫ですが、熱を伝えやすいという性質があります。一方、樹脂製のサッシは熱の伝わりが非常に少なく、高い断熱性を発揮します。
この両者の長所を組み合わせ、室外側にアルミ、室内側に樹脂を使った「ハイブリッドサッシ(複合サッシ)」も有力な選択肢です。
③熱貫流率(Uw値)を確認する
ガラスとサッシ、それぞれの性能を個別に見ていくだけでなく、窓全体の断熱性能を客観的に評価する指標があります。それが「熱貫流率(Uw値)」です。
これは、窓を通じてどれくらいの熱が逃げるかを示した数値であり、この値が「小さければ小さいほど」、断熱性能が高いということになります。カタログなどでこの数値を確認することが、高性能な窓を選ぶための確実な方法です。
窓の種類を選ぶ際は、以下3つのポイントをおさえておきましょう。
①地域の断熱等級に合わせて選ぶ
日本は南北に長く、地域によって気候は大きく異なります。そのため、求められる窓の断熱性能も一律ではありません。
国が定める省エネルギー基準では、全国が8つの地域に区分されており、それぞれに推奨される断熱性能の基準値が示されています。まずはお住まいの地域がどの区分に当たるかを確認し、それに適合した性能の窓を選ぶことが基本となります。
②光の取り入れ方と断熱のバランスを考慮する
断熱性能を追求するあまり、サッシのフレームが太くなってガラス面が小さくなり、部屋が暗く感じてしまうケースも考えられます。また、冬場には暖かい太陽の光を室内に取り入れたい、という要望もあるでしょう。
窓は断熱のためだけにあるのではなく、光や景色を取り込むという大切な役割も担っています。性能と快適性のバランスを考えることが重要です。
③価格帯と性能のコストパフォーマンスを比較する
一般的に、窓の断熱性能が高くなるほど、その価格も上昇する傾向にあります。どのレベルの性能を求めるか、そしてそれに対してどれくらいの初期投資をかけるかは、非常に悩ましい問題です。
将来的に削減できる光熱費も視野に入れながら、ご自身の予算やライフスタイルにとって、最もコストパフォーマンスが良いと思える選択をすることが大切です。
リクシルには多くのラインナップがあります。ここでは代表的な種類を紹介します。
【サーモスX】
高い断熱性能と、すっきりとしたデザイン性を両立させたい方におすすめなのがこのシリーズです。
室外側にアルミ、室内側に樹脂を用いた複合サッシを採用しつつ、フレームを極限までスリム化しているのが最大の特徴。これによりガラスの面積が広がり、優れた断熱性能を保ちながら、窓からの景色や光をより多く室内に取り込むことができます。
【エルスターX】
国内最高レベルの断熱性能を追求するならば、「エルスターX」がその筆頭に挙げられます。
3枚のガラスを重ねたトリプルガラスと、熱を伝えにくい樹脂サッシを組み合わせたこの窓は、非常に優れた断熱性を誇ります。特に、冬の寒さが厳しい寒冷地において、その性能を最大限に発揮し、暖かく快適な室内環境の実現に貢献します。
【インプラス(内窓設置による断熱強化)】
今ある窓はそのままに、もっと手軽に断熱性能を向上させたいというニーズに応えるのが、内窓「インプラス」です。既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けるだけの、比較的簡単なリフォームで設置できます。
窓が二重になることで空気層が生まれ、断熱効果が大きく向上するだけでなく、気になる結露の抑制や、外の騒音を遮る防音効果も期待できます。
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窓の断熱性能は、ガラスの種類やサッシの素材、そしてそれらを総合した熱貫流率(Uw値)によって決まります。
お住まいの地域の気候や、光の取り入れ方、そして予算とのバランスを考え、最適な窓を選ぶことが、一年中快適な暮らしへの第一歩となるでしょう。
田口住生活設計室の工事実績としては、内窓のリフォーム件数が多くあります。窓枠の大きさを変えずに交換するリフォームであれば1日で施工が終わるため、手軽におこなえます。
窓のリフォームと聞くと大工事のように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、比較的簡単な工事でも、遮熱や断熱の効果は十分期待できます。
田口住生活設計室では、窓周辺のリフォームを承っております。夏の暑さにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です
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〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
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しかし、夏の厳しい暑さや冬の凍えるような寒さの多くは、実は家の「窓」から出入りしています。つまり、窓の性能を見直すことは、心地よい暮らしと光熱費の節約に直結する重要なポイントなのです。
ここでは、住まいの断熱性を高めるための窓選びについて、リクシルの製品を参考にしながらその基準をご紹介します。
断熱性の高い窓にリフォームするためのポイント
窓ガラスを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしておきましょう。
①複層ガラスやトリプルガラスを選ぶ
窓の断熱性を考えるうえで、まず基本となるのがガラスの性能です。
ガラスが1枚だけの単板ガラスに比べ、2枚のガラスを重ねた「複層ガラス(ペアガラス)」や、3枚重ねの「トリプルガラス」は、格段に熱を伝えにくくなります。ガラスとガラスの間にある空気層や、特殊なガスが、外の暑さや寒さが室内に伝わるのを防ぐ壁の役割を果たしてくれるのです。
②樹脂サッシや複合サッシを選択する
優れたガラス性能を活かすには、ガラスを支えるフレーム、つまり「サッシ」の素材選びも欠かせません。
従来からあるアルミサッシは丈夫ですが、熱を伝えやすいという性質があります。一方、樹脂製のサッシは熱の伝わりが非常に少なく、高い断熱性を発揮します。
この両者の長所を組み合わせ、室外側にアルミ、室内側に樹脂を使った「ハイブリッドサッシ(複合サッシ)」も有力な選択肢です。
③熱貫流率(Uw値)を確認する
ガラスとサッシ、それぞれの性能を個別に見ていくだけでなく、窓全体の断熱性能を客観的に評価する指標があります。それが「熱貫流率(Uw値)」です。
これは、窓を通じてどれくらいの熱が逃げるかを示した数値であり、この値が「小さければ小さいほど」、断熱性能が高いということになります。カタログなどでこの数値を確認することが、高性能な窓を選ぶための確実な方法です。
リクシルの窓を選ぶときの判断基準は?
窓の種類を選ぶ際は、以下3つのポイントをおさえておきましょう。
①地域の断熱等級に合わせて選ぶ
日本は南北に長く、地域によって気候は大きく異なります。そのため、求められる窓の断熱性能も一律ではありません。
国が定める省エネルギー基準では、全国が8つの地域に区分されており、それぞれに推奨される断熱性能の基準値が示されています。まずはお住まいの地域がどの区分に当たるかを確認し、それに適合した性能の窓を選ぶことが基本となります。
②光の取り入れ方と断熱のバランスを考慮する
断熱性能を追求するあまり、サッシのフレームが太くなってガラス面が小さくなり、部屋が暗く感じてしまうケースも考えられます。また、冬場には暖かい太陽の光を室内に取り入れたい、という要望もあるでしょう。
窓は断熱のためだけにあるのではなく、光や景色を取り込むという大切な役割も担っています。性能と快適性のバランスを考えることが重要です。
③価格帯と性能のコストパフォーマンスを比較する
一般的に、窓の断熱性能が高くなるほど、その価格も上昇する傾向にあります。どのレベルの性能を求めるか、そしてそれに対してどれくらいの初期投資をかけるかは、非常に悩ましい問題です。
将来的に削減できる光熱費も視野に入れながら、ご自身の予算やライフスタイルにとって、最もコストパフォーマンスが良いと思える選択をすることが大切です。
どの窓シリーズが断熱性能に優れている?
リクシルには多くのラインナップがあります。ここでは代表的な種類を紹介します。
【サーモスX】
高い断熱性能と、すっきりとしたデザイン性を両立させたい方におすすめなのがこのシリーズです。
室外側にアルミ、室内側に樹脂を用いた複合サッシを採用しつつ、フレームを極限までスリム化しているのが最大の特徴。これによりガラスの面積が広がり、優れた断熱性能を保ちながら、窓からの景色や光をより多く室内に取り込むことができます。
【エルスターX】
国内最高レベルの断熱性能を追求するならば、「エルスターX」がその筆頭に挙げられます。
3枚のガラスを重ねたトリプルガラスと、熱を伝えにくい樹脂サッシを組み合わせたこの窓は、非常に優れた断熱性を誇ります。特に、冬の寒さが厳しい寒冷地において、その性能を最大限に発揮し、暖かく快適な室内環境の実現に貢献します。
【インプラス(内窓設置による断熱強化)】
今ある窓はそのままに、もっと手軽に断熱性能を向上させたいというニーズに応えるのが、内窓「インプラス」です。既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けるだけの、比較的簡単なリフォームで設置できます。
窓が二重になることで空気層が生まれ、断熱効果が大きく向上するだけでなく、気になる結露の抑制や、外の騒音を遮る防音効果も期待できます。
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まとめ
窓の断熱性能は、ガラスの種類やサッシの素材、そしてそれらを総合した熱貫流率(Uw値)によって決まります。
お住まいの地域の気候や、光の取り入れ方、そして予算とのバランスを考え、最適な窓を選ぶことが、一年中快適な暮らしへの第一歩となるでしょう。
田口住生活設計室の工事実績としては、内窓のリフォーム件数が多くあります。窓枠の大きさを変えずに交換するリフォームであれば1日で施工が終わるため、手軽におこなえます。
窓のリフォームと聞くと大工事のように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、比較的簡単な工事でも、遮熱や断熱の効果は十分期待できます。
田口住生活設計室では、窓周辺のリフォームを承っております。夏の暑さにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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