ブログBLOG
2025.05.15

2025年の建築基準法改正とは?変更点をわかりやすく解説します

2025年4月に建築基準法が改正されました。今回の改正ではいわゆる「4号特例の縮小」や「省エネ基準適合義務化」などが改正のポイントです。本記事では、2025年建築基準法の改正について、ポイントやリフォームへの影響を解説します。

2025年建築基準法改正の背景


今回の建築基準法の改正には、地球温暖化への対策が背景にあり「省エネ対策」「木造化の促進」「耐震基準の強化」を主な目的としています。カーボンニュートラルの推進や自然災害に強い建物の整備が求められるなか、従来の基準では対応しきれない課題を解決するための改正となっています。

*省エネ対策
近年、地球温暖化やエネルギー消費の問題が深刻化しており、建築物の省エネ性能向上が強く求められています。そのため、2025年の改正では、住宅や非住宅建築物の省エネ基準適合が義務化されます。

これまでは、延べ床面積300㎡未満の小規模建築物は省エネ基準の適用外とされていました。しかし、改正後は小規模な建築物でも省エネ基準の適合が必須となり、断熱性能や設備のエネルギー効率などを満たす必要があります。

そのため、リフォームにおいては、既存住宅の断熱改修や高効率設備の導入が推奨される見通しです。

2025年建築基準法改正の重要なポイント


次に、リフォームをする際に知っておきたい重要な変更のポイントをピックアップして解説します。

*4号特例の縮小
従来では、4号建築物である木造2階建てや平屋などの小規模建築物は、4号特例によって建築確認検査が簡略化されていました。建築確認検査とは、着工前に建築物が建築基準法に適しているか判断する行政による検査です。

しかし、改正により4号建築物は新2号建築物と新3号建築物に分類されることになります。

・新2号建築物:木造二階建てもしくは木造平屋建てかつ延床面積200㎡超
・新3号建築物:木造平屋建てかつ延床面積200㎡以下

建築基準法改正に伴い導入される「新2号建築物」については、所在地に関わらず、すべてのケースで建築確認及び完了検査の手続きが必須となります。従来の特定行政庁が指定する区域外における審査省略制度(4号特例における一部図書の省略など)は、この新2号建築物には適用されません。

そのため、建築確認申請の際には、従来の申請書類や図面に加え、構造計算に関する書類や省エネルギー基準への適合を示す書類の提出も求められるようになります。一方、「新3号建築物」に関しては、これまでの4号建築物と同様の扱いとなり、いわゆる「4号特例」による建築確認や検査手続きの簡略化が引き続き適用されます。

*構造・省エネ図書提出の必要性
建築基準法の改正と同時に、建築物省エネ法の改正もおこなわれます。こちらの省エネ基準適合義務化に伴い、建築確認の際に省エネに関する図書の提出が求められるようになります。具体的には、断熱材の性能や設備機器のエネルギー消費量などを記載した省エネ計算書の提出が必須となります。

2025建築基準法改正がリフォームに及ぼす影響


ここでは、実際にリフォームをする際に感じる、建築基準法改正の影響を解説します。

【デメリット】
*建築確認申請の手間が増える可能性がある
今回の改正で4号特例が縮小されることにより、従来は申請不要だった小規模な木造建築の改修でも、建築確認申請が必要になるケースが増えます。

たとえばこれらのリフォームをおこなう場合、新たな基準に適合していることを証明する書類を提出しなければなりません。

・階段の位置や段数の変更を目的としたかけ替え
・壁を撤去する間取り変更
・増築による床面積の拡大
・耐震補強を目的とした構造変更
・屋根のふきかえ※カバー工法による改修は含みません
・大規模な外壁の改修工事

リフォームの計画段階から設計事務所や工務店との調整が必要になり、申請にかかる期間も長くなるでしょう。

*リフォーム費用が増える可能性がある
改正後に、建築確認申請が必要になるとリフォーム費用が増える可能性があります。具体的には、図面がない建物の場合は天井や壁の構造を確認するために追加工事が必要となります。また、改正後の建築基準に適合しない建物については、適合するように追加工事をおこなわなければいけません。

【メリット】
*省エネ性能向上による費用削減
一方で、省エネ基準適合が義務化されることで、良い影響もあります。住宅の省エネ性能が向上することで、長期的には光熱費の削減につながる可能性があります。

高断熱窓や断熱材の強化による冷暖房費の削減などを実現することで、エネルギー消費量が抑えられ電気代やガス代の節約につながります。

*耐震性向上により得られる安心感
改正により、耐震基準の強化も進められるため、リフォームの際に耐震補強が求められるケースが増えます。とくに1981年以前の旧耐震基準で建てられた建物では、新耐震基準に適合するよう補強工事が必要になる可能性が高いといえます。

耐震補強には費用がかかりますが、地震による倒壊リスクを軽減させ、いざというときでも安全性の高い建物にすることが可能です。

まとめ


2025年の建築基準法改正により、リフォームにも大きな影響が出ることが予想されます。リフォームを検討している方は、変更点を押さえ計画的に進めるようにしましょう。法改正のリフォームへの影響についてさらに詳しく知りたい方や、お悩みをお持ちの方は当社までお気軽にご相談ください。
2025.04.05

クリナップ「ラクエラ」の人気色とは?各シリーズの特徴もご紹介!

「毎日使う場所だからこそ、デザイン性・機能性・耐久性に全部こだわりたい!」そんな欲張りな願いを叶えるのが、クリナップのシステムキッチン「ラクエラ」です。

豊富なカラーバリエーションと、長く使えるタフさを兼ね備えた「ラクエラ」は、従来のキッチンを「最高のキッチン」へとアップグレードさせてくれるでしょう。この記事では、「ラクエラ」の魅力と実力、そして人気のカラーを紹介します。クリナップのキッチン選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。

クリナップ「ラクエラ」の特徴


クリナップの「ラクエラ」は、スタイリッシュなデザインに加え、傷や汚れがつきにくいワークトップや水はけの良いシンクを採用しています。また、掃除がしやすいレンジフードなどの工夫が施されており、長く快適に使えるキッチンです。

まずは、ラクエラの魅力についてお伝えします。

【豊富なカラーバリエーション】
ラクエラの魅力のひとつは、豊富なカラーバリエーションです。26色から好きな色を選べるため「落ち着いた雰囲気で飽きがこない」「部屋が明るくなるような色合い」など、幅広いニーズに応えられます。木目調やモノトーン、ナチュラルな風合いなど、さまざまなスタイルが揃っており、インテリアや好みに合わせて自由に選べます。木目調や暖色系のあたたかみのある色合いは部屋の雰囲気を明るくするでしょう。

また、光沢仕上げは高級感を引き立て、光沢を抑えた質感は落ち着いた印象を与えるなど、表面の加工にも工夫が施されています。汚れや指紋が目立ちにくい仕様も用意されており、デザインだけでなく日常の手入れのしやすさにも配慮されています。多彩な選択肢のなかから、家族のライフスタイルにあったデザインを見つけられるのも、ラクエラならではの魅力です。

クリナップの公式サイトでは、カラーシミュレーションが可能です。実際の色合いを確認できるため、イメージが膨らむでしょう。
カラーシミュレーション

【高い機能性】
ラクエラの「美・サイレントシンク」は、水はね音を抑える静音設計と、傷や水垢がつきにくい「美コート加工」が施されています。これにより、掃除の手間が軽減され、清潔な状態を保ちやすくなります。また、レンジフードは静音性に優れたシロッコファンと、排気効率の高いターボファンがあり、料理中の煙や臭いを素早く排出して快適なキッチン環境が維持できます。

収納面では、3段扉割構成を採用し、収納の自由度が高いのが魅力。また、引き出しには静かでスムーズな動作を実現する「サイレントレール」を採用しています。調理機能面では、ガスコンロに温度調節機能を搭載し、IHクッキングヒーターのような精密な火力コントロールを実現しています。弱火や中火を一定に保つ機能があるため、煮込み料理も焦げつきにくく、火加減の調整が容易です。これらの機能を備えたラクエラは、日々の料理を快適にし、キッチンでの時間をより楽しいものにしてくれます。

【高品質な素材と高い耐久性】
ラクエラは、優れた耐久性と高品質な素材を採用し、長く快適に使える設計が魅力です。ワークトップに使用されているアクリストンは、衝撃に強く割れにくいうえ、調味料や洗剤による変色が起こりにくくなっています。一方、ステンレス製ワークトップは、ドット柄のコイニング加工によって細かい傷が目立ちにくく「不動態被膜」の働きで錆びや腐食にも強いのが特徴。また、キャビネットには、耐摩耗性に優れた低圧メラミン化粧板を採用し、表面が硬く傷がつきにくくなっています。

ラクエラの各シリーズの特徴


ラクエラは、使いやすさとデザイン性を兼ね備えた多彩なシリーズが揃っており、どのシリーズを選んでも、収納力や使い勝手が優れていることは変わりません。家族のライフスタイルにあう色や素材を選ぶことで、理想のキッチンを実現することができます。以下では、各シリーズの魅力的な特徴をお伝えします。

【コンフォートシリーズ】
コンフォートシリーズには、全13色のカラーバリエーションがあります。

▼コンフォートシリーズのカラーイメージ一覧
・清潔感:アコードホワイト
・爽やか:アコードミントグリーン
・柔らかな印象:アコードロゼ
・温かみ:カフェウッドブレンド
・落ち着いた印象:ミストアッシュ
・明るい:ライトオーク
・色に深み:ダークウォールナット
・北欧風:トリュフメープル
・シック:ズラチナオーク
・上品で親しみやすい:トッコモカクリーム
・都会的:トッコアイアングレー
・涼しげ:トッコアッシュブル
・クラシカルな魅力:トッコアンティーク

これらの豊富なラインナップは、艶消しや光沢仕上げなどの異なる質感で表現され、キッチンを家具のように空間全体と調和させます。自分らしいキッチン空間を創造したい方にとって、理想的な選択肢となります。

コンフォートシリーズの詳細はこちら

【グランドシリーズ】
グランドシリーズには、全8色のカラーバリエーションがあり、組木や大柄の大理石、ブリーチしたチーク材など、天然素材の特徴が取り入れられています。「チークホワイトクロレ」や「ルーナストーンダーク」、「ウォールナットブロック」は、温かみのある色合いがどんな空間にも自然に溶け込みます。

また、「ラスティグレージュ」や「ラスティチャコール」は、石や金属の風化した質感を繊細に表現し、ヴィンテージ感のある仕上がりが特徴で、空間に深みを与えます。「グラセウッドホワイト」、「グラセウッドグレージュ」、「グラセウッドチャコール」の鏡面仕上げの木目柄は、自然な風合いと洗練された美しさを兼ね備えています。これらの色合いはどの空間にも柔らかく調和し、豊かな表情を加えるため、さまざまなインテリアスタイルに適しています。

グランドシリーズの詳細はこちら

【シンシアシリーズ】
シンシアシリーズには、全5色のカラーバリエーションがあり、やさしく親しみやすい上品な質感のつや消し扉が特徴です。これらの扉は、どんなインテリアにもフィットし、落ち着いた雰囲気を演出します。「トーンホワイト」や「トーンチャコール」は、シンプルでありながらも洗練された印象を与えます。

「ペールウッド」「モカウッド」「チャコールウッド」のタテ柄の木目扉も揃い、素朴な木の風合いをしっかりと表現しています。これらの木目扉は、すっきりとしたデザインが特徴で、空間にナチュラルな温かみを加えます。どの色も、さまざまなインテリアに溶け込み、空間全体に調和をもたらします。

シンシアシリーズの詳細はこちら

ラクエラの人気色は?


ラクエラにはさまざまなカラーバリエーションがありますが、なかでも人気の高いカラーは、多くの人に選ばれる理由があります。

【グラセウッドグレージュ】
木目調のやさしい風合いと上品なグレージュカラーが特徴です。ナチュラルな雰囲気を持ちながらも、シックで洗練された印象を与えるため、幅広いインテリアにマッチします。空間にさりげないアクセントを加える効果があり、汚れが目立ちにくい点も人気の理由のひとつです。

グラセウッドグレージュの実例はこちら

【グラセウッドホワイト】
清潔感のある「グラセウッドホワイト」は、シンプルながらも温かみのあるデザインが魅力です。繊細な木目の風合いが施されて、どんなインテリアにも溶け込みやすいのが特徴です。シンプルながらも温かみのあるこのカラーは、ナチュラルな空間を好む方や、明るく開放感のあるキッチンを求める方にぴったりです。ただし、明るい色調のため汚れが目立ちやすい側面もあります。

グラセウッドホワイトの実例はこちら

【サックスオーク】
「サックスオーク」は、落ち着いたグレー系の木目カラーで、北欧風のインテリアにもよくあいます。和風にも洋風にも馴染むため、カラーコーディネートがしやすい点も特徴です。
大人っぽい空間を演出したい方や、シックでモダンな雰囲気を求める方に人気があります。
個性的なカラーを取り入れたい方や、アクセントをつけたい方におすすめです。

サックスウォークの実例はこちら

【カフェウッドモカ】
「カフェウッドモカ」は、マットな質感とヴィンテージ風の木目柄が特徴のカラーです。
カフェのような落ち着いた雰囲気で、シックかつナチュラルな空間を演出します。ステンレスのワークトップとの相性が良く、フローリングや壁との色合わせで、より都会的なキッチン空間を作り出せます。

カフェウッドモカの実例はこちら

まとめ


クリナップのラクエラは、機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンで、豊富なカラーバリエーションと高い機能性も魅力です。人気のカラーにはナチュラルなものが多く、洗練された空間を好む方に好まれます。機能面では、日常的な使いやすさにも配慮されています。ワークトップやシンクの素材、収納など細部までこだわった製品です。魅力的な製品が多い、クリナップのキッチンです。

キッチン選びにお悩みの方は、ぜひショールームまで足を運んでみるのがおすすめです。自分で選ぶのが難しいという方は、ぜひ田口住生活設計室にご相談ください。それぞれのご家庭にあう製品を一緒に探します。ぜひお気軽にお問い合わせください。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です

【全国対応可能】調査/コンサルティング
劣化度の調査、耐震診断、耐震補強、床下調査

【埼玉県/関東全域出張可能】工事
修繕、リフォーム、リノベーション、外壁塗装工事、介護リフォーム
キッチン・浴室・トイレ改修、内装工事、間仕切り工事 等

お気軽にご連絡ください♪    
電話:048-729-4517

〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2025.03.31

2025年子育てグリーン住宅支援事業とは?申請条件と注意点について解説

住宅のリフォームには、相応の費用がかかるのが一般的です。その費用負担を軽減する制度の一つとして、子育てグリーン住宅支援事業が存在します。この制度は、特定の条件を満たすリフォーム工事に対して補助金が支給されるもので、地球温暖化対策と、子育て世帯や若年夫婦世帯の住環境向上を目的としています。この記事では、2025年の子育てグリーン住宅支援事業の概要や申請条件などについて解説します。

子育てグリーン住宅支援事業とは


まずは、子育てグリーン住宅支援事業とはの概要について解説します。

【事業の概要と目的】
子育てグリーン住宅支援事業は、地球規模での温暖化対策を推し進めると同時に、子育て世代や若い夫婦の住環境を向上させるための国の取り組みです。2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標達成に貢献するため、住宅の省エネルギー性能を高めることが求められており、この事業はその重要な柱の一つとして位置づけられています。

この制度を活用することで、一定の省エネ基準を満たす住宅の新築や改修を行う際に、経済的なサポートを受けることが可能です。具体的には、高性能な断熱材の導入や省エネ性能に優れた窓への交換などが支援の対象です。これらの工事をおこなうことで、住宅のエネルギー効率が向上し、日々の光熱費の削減にもつながると考えられています。

【補助金の金額】
補助金の金額は、工事内容ごとに定められた補助額の合計が支給され、必須工事をどれだけおこなったかによって補助額の上限が決まります。必須工事3つをすべておこなった場合は60万円、いずれか2つをおこなった場合は40万円が上限となっています。

▼必須工事
①ZEH水準の省エネ性能を実現できる開口部の断熱リフォーム
②躯体の断熱リフォーム(最低使用量が定められています)
③エコ住宅設備の設置

▼付帯工事(任意でおこなう工事のこと)
①子育て対応改修
②防災性向上改修
③バリアフリー改修
④空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑤リフォーム瑕疵保険等への加入

【子育てエコホーム支援事業との違い】
子育てグリーン住宅支援事業と似ている補助金制度として、子育てエコホーム支援事業があります。2024年度に住宅の省エネルギー化を目的として実施されたものが子育てエコホーム支援事業で、子育てグリーン住宅支援事業は後継事業です。
主な違いとしては、子育てエコホーム支援事業は子育て世帯や若者夫婦世帯向けに利用しやすい制度になっており、住宅の省エネ基準が緩和されて、補助対象が広いのが特徴でした。2025年の子育てグリーン住宅支援事業は補助対象は全世代が対象で、必須工事の数で補助金の金額がかわります。

子育てグリーン住宅支援事業の申請条件


次に、子育てグリーン住宅支援事業の申請条件について解説します。

【リフォームの主な申請条件】
・人が現に居住している住宅、または過去に人が居住していること
・申請者が所有する住宅であること
・リフォーム工事の請負契約時点で、住宅の居住開始から1年以上経過していること
・リフォーム後の住宅が一定の省エネ性能を有すること
・必須工事が実施されていること(ZEH水準を満たす断熱改修、エコ住宅設備の設置)

なお、新築住宅の取得における主な申請条件は「申請者が子育て世帯または若者夫婦世帯であること」「取得する住宅が一定の省エネ性能(ZEHレベルなど)を有すること」などが挙げられます。

【申請期間】
補助金の申請対象となる期間は、2024年11月22日以降にリフォーム工事に着手されたものから対象となります。終了予定日は、2025年12月31日です。しかし、申請期間は予算額が上限に達した時点で終了となりますので早めに検討することをおすすめします。

【申請における注意点】
補助金の申請をスムーズに行うために、以下のポイントを押さえておきましょう。

①申請は施工業者がおこなう
補助金の申請は、工事発注者(お客様)に代わり、交付申請等の手続きを代行する(事業登録された)施工業者がおこないます。

そのため、リフォームを依頼する際には、施工業者が「子育てグリーン住宅支援事業」の登録事業者であるかどうかを確認しましょう。

◎田口住生活設計室も登録事業者になりますので、補助金の申請をお考えの場合はお気軽にご相談ください。

②補助金の受け取りまでは時間がかかる
補助金を申請するのは、すべての工事が完了したあとです。工事に関わる費用に関しては、施工店に一度支払い、補助金の交付が決定してから、施工店に補助金が振り込まれます。2024年の実績では申請から交付決定まで10か月かかった事例もありました。

なお、業者が申請を代行するので、施主の個人情報を施工業者に渡す必要があります。工事前後の写真と、必要書類への記載が必要な場合もあります。

子育てグリーン住宅支援事業と他の補助金の併用はできる?


子育てグリーン住宅支援事業と他の補助金制度との併用について解説します。

【 基本は併用不可】
子育てグリーン住宅支援事業と類似する国の補助金制度との併用は、原則として認められていません。たとえば、「こどもエコすまい支援事業」「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金」「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などが該当します。これは、同一の工事に対して、国から二重に補助金が支給されることを防ぐためです。

【リフォーム分野では特例も】
ただし、リフォーム分野においては、一部例外があります。「先進的窓リノベ2025事業」「給湯省エネ2025事業」「賃貸集合給湯省エネ2025事業」といった、特定の建材・設備を対象とした制度との併用が可能です。

対象建材や設備が重複する場合は、性能要件を満たせば、両制度の併用が認められます。
同一工事請負契約・工期でも併用可能ですが、子育てグリーン住宅支援事業で補助対象となった工事と同一の内容の場合は重複して補助金を受け取ることはできません。

※例外的に併用が認められるケース
・それぞれ別の工事請負契約であれば、併用可能です。たとえば、同じ業者でも契約を分ける、異なる業者に依頼する、といったケースが該当します。
・補助対象の工事内容が重ならない場合。例:子育てグリーン住宅支援事業で「断熱改修」、他制度で「耐震補強」などが該当します。

いずれの場合も、細かい条件について十分確認のうえ申請することが大切です。

まとめ


今回は子育てグリーン住宅支援事業とは何か、そしてその申請条件とその他制度との併用について解説しました。補助金の対象となる工事には、省エネリフォームやバリアフリー化などが含まれますが、制度については複雑な部分もあるので、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。最新情報は公式ページでご確認ください。

2025年 子育てグリーン住宅支援事業 公式ホームページ
https://kosodate-green.mlit.go.jp/
2025.03.18

玄関ドアのリフォーム!引き戸から開き戸への変更で快適な住まいを実現

玄関ドアのリフォームで、引き戸から開き戸への変更をご検討中の方も多いのではないでしょうか。
使い勝手やデザイン、防犯性など、さまざまな点を考慮する必要がある重要なリフォームです。

今回は、リフォーム費用や工事方法、開き戸と引き戸のメリット・デメリット、ドアの種類選び、そして業者選びのポイントまで、玄関ドアのリフォームに関する情報を解説します。

玄関ドアを引き戸から開き戸への変更する前に知っておくべきこと



【リフォーム費用と相場】
引き戸から開き戸へのリフォーム費用は、カバー工法の場合、およそ30~50万円が相場です。ただし、使用するドアの種類、追加オプション工事の規模によって費用は大きく変動します。

たとえば、断熱性能の高い複層ガラスを採用したり、スマートキーを取り付けたりすると、追加費用が発生します。また、既存の開口部を大きく変更する必要がある場合も、追加費用がかかります。正確な費用を知りたいときは、業者に見積もりを依頼しましょう。

【カバー工法によるリフォーム手順と期間】
カバー工法は、既存のドア枠を撤去せずに、その上に新しい枠とドアを取り付ける工法です。そのため、壁を壊す必要がなく、工期が短縮され、比較的低コストでリフォームできます。

一般的な手順としては、まず既存のドア枠の寸法を測り、新しいドア枠とドアを選定します。次に、既存のドア枠に新しい枠を取り付け、ドアを設置します。最後に、周辺の仕上げを行い完成です。

カバー工法によるリフォーム期間は、通常1~2日程度で完了します。ただし、状況によっては、もう少し日数がかかる場合もあります。

【引き戸と開き戸のメリット・デメリットを比較】
引き戸と開き戸にはそれぞれメリット・デメリットがあります。引き戸は、開口部が広く取れるため、車椅子やベビーカーの利用者にとって使いやすく、重い荷物を持っていても開閉しやすいというメリットがあります。

一方、防犯性や断熱性、気密性においては開き戸の方が優れています。開き戸は、隙間が少ないため、防音効果も期待できます。しかし、開閉に必要なスペースが大きいため、狭い玄関には不向きな場合があります。ご自身の生活スタイルや家の状況に合わせて、最適なドアの種類を選ぶことが重要です。

【玄関ドアの種類と選び方のポイント】
玄関ドアには、片開き、親子、両開き、そして引き戸などさまざまな種類があります。片開きドアは最も一般的なタイプで、シンプルで価格も比較的安価です。親子ドアは、大きな扉と小さな扉を組み合わせたタイプで、大きな荷物や家具の搬入に便利です。両開きドアは、開口部が広く、開放的な印象を与えます。

それぞれのドアにはメリット・デメリットがありますので、家の間取りや生活スタイル、デザインの好みなどを考慮して、最適なドアを選びましょう。

【リフォームで機能性を向上し快適な玄関を実現】
玄関ドアのリフォームでは、機能性を向上させることも可能です。例えば、断熱性能の高いドアを選ぶことで、冷暖房効率が向上し、省エネルギー効果が期待できます。また、スマートキーシステムの導入により、鍵の開閉が容易になり、防犯性も高まります。

さらに、通風窓や採光窓を設けることで、玄関の通風や採光を改善できます。これらの機能を効果的に組み合わせることで、より快適で安全な玄関を実現できます。

玄関ドア選びのポイントと失敗しないための注意点



【デザインが希望するインテリアの雰囲気にあうか確認する】
玄関ドアのデザインは、家の外観全体の印象を大きく左右します。和風住宅には和風デザイン、洋風住宅には洋風デザインのドアを選ぶなど、家のスタイルに合ったデザインを選ぶことが重要です。
また、外壁の色や素材との調和も考慮しましょう。ドアの色や素材、デザインによって、家の印象が大きく変わります。

【断熱性・防犯性・気密性などの性能をチェック】
玄関ドアの断熱性、防犯性、気密性は、住まいの快適性と安全性を確保する上で重要な要素です。

・断熱性の高いドアは、冷暖房効率を向上させ、省エネルギーに繋がります。
・防犯性が高いドアは、不審者の侵入を防ぐ効果があります。
・気密性の高いドアは、外からの騒音や風の侵入を防ぎ、快適な室内環境を保ちます。

【業者選びと見積もりは慎重におこなおう】
リフォームを成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。業者に見積もりを依頼し、費用や工事内容、保証などを比較検討しましょう。また、業者の実績や評判なども確認することをおすすめします。契約前に、工事内容や費用についてしっかりと確認し、不明な点は質問することを心がけましょう。

【リフォーム後のメンテナンスについて事前に知っておく】
リフォーム後も、定期的なメンテナンスを行うことで、ドアの寿命を延ばし、快適な状態を維持できます。ドアの開閉状態や、傷や汚れの有無などを定期的にチェックし、必要に応じて修理や清掃を行いましょう。ドアの動きが悪くなってきたり、異音がしたりする場合は、早めの点検・修理が必要です。

まとめ


今回は、玄関リフォームにおける引き戸から開き戸への変更について、費用や工事方法、メリット・デメリットなどを幅広く解説しました。リフォームは、住まいをより快適で安全にするための重要な機会です。今回ご紹介した情報を参考に、最適なプランを立て、快適な玄関空間を実現してください。

業者に見積もりを依頼し検討することで、費用を抑え、満足のいくリフォームを実現できる可能性が高まります。専門業者への相談も有効な手段となりますので、積極的に活用することをおすすめします。当社は、リフォーム専門コンサルタントとして、正しい情報と安心を提供し、職人が高い技術の施工をおこなっておりますので、安心してご相談ください。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です

【全国対応可能】調査/コンサルティング
劣化度の調査、耐震診断、耐震補強、床下調査

【埼玉県/関東全域出張可能】工事
修繕、リフォーム、リノベーション、外壁塗装工事、介護リフォーム
キッチン・浴室・トイレ改修、内装工事、間仕切り工事 等

お気軽にご連絡ください♪    
電話:048-729-4517

〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2025.02.28

システムキッチンメーカー人気はどれ?「タカラスタンダード」「クリナップ」などを紹介します!

キッチンのリフォームは、住まい全体の印象を大きく左右します。毎日の生活で頻繁に使用する場所なので、使いやすさやデザイン、耐久性などさまざまな要素を考慮して選ぶ必要があります。

システムキッチンは多くのメーカーが展開しているため、その選択肢の多さに戸惑う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、人気のシステムキッチンメーカーの特徴を解説します。各メーカーの代表的な商品の紹介や、価格帯の目安もまとめているのでリフォーム計画の参考にしてください。

失敗しないシステムキッチン選びのポイント


キッチンは毎日の生活を支える重要な空間です。そのため「使いやすさ」と「居心地の良さ」を兼ね備えた空間であることが理想です。デザイン性だけでなく、日常生活での利便性も重視して選びましょう。

1:収納力や整理整頓のしやすさで選ぶ
キッチンを選ぶ際には、家族構成や持っている調理器具や食器にあわせた収納スペースを確保できるか確認しましょう。サイズのあう棚や引き出しを設けることで、すっきり収納できます。

2:効率性に調理できるものを選ぶ
キッチンを選ぶ際には、調理の流れを考慮して動線を意識することが大切です。たとえば、調理器具の収納場所を調理スペースの近くに配置することで、料理中も必要なものをすぐに取れます。また、キッチンの通路の幅をできるだけ広く取ると、ストレスなく作業できるようになります。

3:掃除のしやすさで選ぶ
料理をすると食材がこぼれたり油で汚れたりするため、掃除のしやすさも重要です。毎日使うキッチンだからこそ、掃除の手間が軽減できるものがおすすめです。

4.天板素材の種類で選ぶ
見た目だけでなく、それぞれの特徴を理解したうえで天板を選びましょう。

●人工大理石:天然石をモデルにした樹脂製の素材。デザインバリエーションが豊富なことに加え、耐久性や防汚性に優れている。

●ステンレス:熱に強く丈夫で、金属の中では錆びにくい性質を持つ素材。デザインもスタイリッシュでクールな印象。

●セラミック:天板素材として近年、人気がでている。陶磁器のような上質な質感が特徴。傷や熱に強く、金属を超える硬度を持つ。

5.食洗器の仕様で選ぶ
メーカーによって選べる食洗機も異なります。求める機能と予算のバランスを考慮して選ぶことが大切です。なお、シンク直下に食洗器を入れることができるのは、タカラスタンダードのシステムキッチンのみです。シンク下のデッドスペースを有効活用できるので、キッチンを広く使えます。

6.予算に合わせて選ぶ
理想のキッチンを実現するためには、予算とのバランスも重要です。価格帯によって、使用されている素材や機能、デザインなどが異なります。予算に合わせて、妥協できないポイントと、多少妥協できるポイントを明確にすることで、最適なキッチンを選ぶことができます。

キッチンメーカーの人気ブランド


ここでは、人気のキッチンメーカーの製品を紹介します。なお、価格は2025年2月現在のものです。

【タカラスタンダードの魅力と代表製品】
タカラスタンダードは、ホーロー製のキッチンにこだわっています。その歴史は長く100年以上にわたります。ホーローとは、金属にガラス質の釉薬を高温で焼き付けて作る素材で、掃除のしやすさや耐久性では他メーカに対して圧倒的な差があります。また、マグネットが使えるため、収納のカスタマイズも可能です。ホーロー製キッチンの代表的な製品として「レミュー」「トレーシア」「エーデル」、そして木製キッチンの「リフィット」などがあります。

●レミュー:最高級モデルで、デザインのバリエーションが豊富。76万3,000円~。
●トレーシア:さまざまレイアウトに対応できる点が魅力。55万0,500円~。
●エーデル:シンプルで使いやすい普及価格帯のホーローモデル価格帯のモデル。37万6,000円~。

【クリナップの魅力と代表製品】
クリナップは、ステンレスキッチンに強みを持つ老舗メーカーです。耐久性が高く、長く使えることが大きな魅力です。ステンレスキャビネット構造は、カビやサビ、ニオイを防ぎ、清潔さを保ちます。
代表的な製品として、「セントロ」「ステディア」「ラクエラ」などがあります。

●セントロ:クリナップの最高峰モデル。高い機能性とデザイン性を両立。127万3,800円~。
●ステディア:中級モデル。洗エールレンジフードなど便利な機能を搭載。75万9,000円~。
●ラクエラ:価格を抑えつつ、必要十分な機能を備えた製品。63万1,500円~。

【パナソニックの魅力と代表製品】
パナソニックは、家電メーカーとしての技術を生かしたシステムキッチンを展開しています。
自動洗浄機能付きのレンジフードや、ワイドコンロなど、便利な機能が充実しています。

●Lクラスキッチン:パナソニックの最高級モデル。高級感のある素材と高度な機能が魅力。136万円~

●ラクシーナ:使いやすさと機能性を両立した中級モデル。116万~。

【TOTOの魅力と代表製品】
TOTOは、水回りの専門メーカーとして培ってきた技術を活かし、使いやすく清潔なキッチンを提供しています。タッチレス水栓や、すべり台シンクなど、独自の機能が特徴です。

●ザ・クラッソ:高級感のあるデザインと高い機能性を兼ね備えたハイグレードモデル。86万円~。
●ミッテ:使い勝手の良いシンプルな設計と、手入れのしやすい機能を搭載した中級モデル。116万円~。


まとめ


今回は、人気のシステムキッチンメーカーをピックアップし、それぞれのメーカーの代表的な商品や価格帯の目安などを紹介しました。本記事の情報を参考に、ぜひ快適で素敵なキッチン選びをしてください。

時間をかけてじっくりと検討し、後悔のない選択をしてください。そして、自分らしい、そして家族みんなが笑顔になれるキッチンを実現しましょう。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です

【全国対応可能】調査/コンサルティング
劣化度の調査、耐震診断、耐震補強、床下調査

【埼玉県/関東全域出張可能】工事
修繕、リフォーム、リノベーション、外壁塗装工事、介護リフォーム
キッチン・浴室・トイレ改修、内装工事、間仕切り工事 等

お気軽にご連絡ください♪    
電話:048-729-4517

〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2025.02.17

中古住宅購入時の注意点を建築士が解説

中古住宅は新築に比べ、価格面で魅力がある一方で、注意すべき点も多く存在します。後悔しないマイホーム購入のためには、購入前にどのような点を意識すれば良いのでしょうか?

本記事では建築士の視点から、中古住宅購入時の注意点を「建物の状態」「土地と周辺環境」「契約」の3つの観点から解説します。 具体的なチェックポイントを参考に、理想の住まい探しを実現しましょう。

住宅診断(ホームインスペクション)とは?


住宅診断(ホームインスペクション)とは、専門家である住宅診断士が、第三者的な立場から住宅の状態を診断することです。この診断を受けると、建物の構造耐力上の安全性や劣化状況など、中古住宅のおおまかな情報を知ることができます。

ただし、インスペクションは目に見える劣化だけを見つける作業で、床下や屋根裏を詳細に調査することはしませんし、劣化の原因が何かを追究することもないので、出来れば耐震診断をおすすめします。

中古住宅を選ぶ際にチェックするポイント


中古住宅を選ぶ際は、以下の項目をチェックしておきましょう。

【耐震性を確認する】
中古住宅の耐震性は、建物の状態を判断する上で重要な要素です。とくに耐震性については、どの建築基準法の時代に建てられたかを確認することが大切です。2000年6月以降に建築確認申請された物件であれば、改正後の耐震基準で建てられているため、比較的安心だといえます。

それ以前に建設された建物の場合は、耐震診断を行うか、耐震補強工事済みの物件を選ぶことをおすすめします。

建築時の確認申請書類が残っている場合は、そちらを確認しましょう。「耐震基準適合証明書」や「住宅性能評価書」などの書類は、耐震基準を守って建設された証しです。

【建物の劣化状況を見る】
安心して中古住宅を購入するために、建物の劣化状況を確認しておくことが大切です。前述の住宅診断をおこなうことによって、欠陥中古住宅を購入するリスクを抑えることができます。また、目視で確認できる壁や床などは、細部まで状態をチェックしましょう。

【屋根の劣化状況を確認する】
屋根の劣化も、家全体の安全性と快適性に影響を与えます。屋根を上から見ることは現実的に難しいですが、もし目視できる範囲で劣化が見られた場合には、専門家による詳細な診断をおこないましょう。

下屋根を見れる場合は、ある程度の劣化状況が分かるので確認することをおすすめします。カビやコケが発生していないか、屋根の下地が見えていないかなど、セルフチェックしてみてください。

【電気設備のチェック】

中古住宅選びの際は、電気設備のチェックも怠らないようにしましょう。室内にある分電盤を見るとA(アンペア)の値が分かります。もし、アンペア数が不足していたり、何らかの不具合が見られる場合は、修繕費がかかることを想定しておきましょう。

中古住宅を購入する際の注意点


中古住宅を購入する際は、建物そのものだけでなく、周辺環境の確認も欠かせません。とくに以下の点に留意して住宅を選ぶとよいでしょう。

【災害リスクの確認】
中古住宅の購入時には災害リスクを考慮することが大切です。建物自体が良い物件だったとしても、浸水しやすいエリアだったり、地盤が弱いエリアだったりする可能性があります。そのため、ハザードマップを確認しておくことが大切です。

ハザードマップとは、該当地域にどのような災害のリスクがあるのかを地図に示したもので、地震・洪水・津波・高潮・土砂災害などのリスクが示されています。多くの自治体がハザードマップを作成しており、インターネット上でも確認できるので、ご自身でも検索してみてください。

【立地環境をチェック】
市場価格よりも明らかに安価な物件を見つけた場合、いくらお買い得だと感じても、注意が必要です。
安いのには何かしらの理由がある場合がほとんどでしょう。

例えば、公道に面している幅が2mより少ないと再建築不可物件となり、さまざまな工事に影響が出ます。次に売却する際も、なかなか売れないといったリスクがあります。そのほかには、土地に問題があったり(地盤が弱い、境界線トラブルがあるなど)、心理的瑕疵などの可能性もあります。

まとめ


中古住宅の購入は、新築に比べて価格が安く選択肢も多い反面、さまざまな点に注意が必要です。本記事で紹介したチェックポイントを参考に、物件選びを進めてください。

住宅診断の活用や、専門家への相談などを利用することで、中古住宅のリスクは軽減されます。適切な対策と情報収集をおこなうことで、後悔のない中古住宅購入を実現できるでしょう。

中古住宅の状態や耐震強度を知りたい方には、田口住生活設計室の「耐震診断」がおすすめです。床下に自ら潜って、しっかりと調査いたします。耐震診断の実績は累計1,000件以上。耐震診断なら、さいたま市の田口住生活設計室にお任せください。

耐震診断の詳細はこちらから>>>
2025.02.10

洗面所床のリフォーム費用相場とは?床材選びのポイントも解説

洗面所の床を変えるだけで、空間全体の印象がガラリと変わることをご存じですか?ジメジメした床や落ちにくい汚れは気分を沈ませますが、明るく清潔な床なら逆に入った瞬間から心が軽くなるはず。

毎日使う場所だからこそ、リフォームで快適な空間に変えましょう!この記事では、洗面所の床リフォームについて、床材の種類や選び方、DIYの注意点、業者選びのポイント、費用相場などを詳しく解説します。

洗面所床のリフォームの費用と相場


洗面所のリフォームにかかる費用を紹介します。費用の算出方法や、費用を抑えるコツも解説します。

【リフォームにかかる費用】
洗面所床のリフォーム費用は、以下の要素で変動します。

・床面積
・使用する床材
・工事内容

田口住生活設計室で洗面所の床リフォームを承る場合の費用は、7~25万円程度が目安です。

費用には、材料費(床材、接着剤など)、施工費(既存床材の撤去、下地処理、新規床材の施工)、廃材処分費などが含まれます。

場合によっては、洗面台などの設備の移動や、下地補修のための費用も必要になります。下地が著しく劣化している場合は、追加費用が発生することがあります。

【床面積と費用の関係】
リフォーム費用は床面積に比例して増加します。一般的な洗面所の広さは3畳程度ですが、広ければ広いほど材料費や施工費が高くなります。

【費用を抑えるための工夫】
・上張りをする:床材を全部剥がさないで、上側だけを交換する工事にする
・安価な床材を選ぶ:価格を比較し比較的安価な材料を選ぶ
・不要なオプションを省く:たとえば、床暖房をつけないなど、無駄な機能を省く
・相見積もりをする

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することです。比較することで、最も安い業者を選べるので費用を抑えられる可能性があります。ただし、リフォーム業者を費用だけで選ぶのはやや危険です。技術や過去の施工実績、対応の良さなども考慮することが大切です。

洗面所の床リフォームに適した床材選びのポイント


・耐久性で選ぶ
床材には耐久性の高い床材を選ぶようにしましょう。耐久性を考慮することで長く綺麗に使うことができます。

・デザインで選ぶ
清潔感を重視して、洗面所に真っ白な床材を選ぶ人も多いかもしれません。しかし、白い床材は汚れが目立ちやすいため、逆に清潔感を損ねてしまうこともあります。掃除の時間が取りにくい方は、柄付きや濃いめの色を選ぶのもよいでしょう。

・肌さわり(足へのフィット感)
洗面所は濡れた床で滑りやすく、子どもや高齢者にとっては危険な場所です。滑りにくい床材を選ぶことで、安心して使える空間を作りましょう。表面がザラザラしているタイプの床材や、濡れても滑りにくい特殊な加工がされたものがおすすめです。

・耐水性
洗面所は水滴が飛び散りやすく、湿気がたまりやすい環境です。そのため、耐水性のある床材を選ぶことが重要です。もし木材を使いたい場合には、はっ水加工や防汚加工が施されたものを選ぶ必要があります。

床材の種類


【クッションフロア】
クッションフロアは、シート状になった床材を敷き詰めて使用するタイプで、洗面所の床材としても人気があります。

メリットは、耐水性が高く、シート状のため継ぎ目が少ないことで浸水しにくいことです。そして、軽量で扱いやすく、カッターで必要なサイズにカットして敷き込むことが可能です。また、抗菌・抗カビ・防音といった多機能性に優れ、寒さが気になる場合は厚みのあるタイプを選べば保温性も向上します。

デメリットは、柔らかい素材のため、重い家具や洗濯機の下では跡が残りやすく、傷がつきやすいことです。そして、使用年数が経過すると劣化が目立つことがあります。コストパフォーマンスの良さや柔らかい足触りを求める方には最適な選択肢です。

【長尺シート(樹脂シート)】
長尺シートは、床専用のシートで、掃除がしやすく、機能性が高い素材です。メリットは、耐久性が高く、メンテナンスが簡単なことです。

店舗や公共施設でもよく使用されることがあるくらい手入れが容易です。また、耐水性や耐熱性など機能性に優れている点も特徴です。

デメリットは、コストが高いことです。材料調達や施工費用など、他の素材に比べて比較的コストがかかります。

【フロアタイル】
フロアタイルは、タイル状に成形された床材で、洗面所や水回りに適したアイテムです。耐水性が高く水が染み込みにくいため、湿気の多い洗面所でも安心して使用可能な点が特長です。タイル1枚単位で取り外しや交換が可能なので、メンテナンス性に優れています。また、木目調や石目調などデザインが豊富で、リアルな質感を楽しめます。

デメリットは、硬い材質のためクッション性がなく、長時間立っていると足への負担を感じるかもしれません。また、タイル同士の継ぎ目から水が入り込むと、カビや雑菌が繁殖することがあります。こまめに水分を拭き取ることや、浴室入り口にバスマットを敷くといった工夫が必要です。

【フローリング】
フローリングは洋室や廊下で使用されることが多い床材ですが、耐水・防汚加工が施されたものなら洗面所でも使用できます。メリットは、他の部屋と統一感が出るため、空間全体のデザイン性を高めることができる点です。ナチュラルな木目の風合いが洗面所にも温かみをもたらします。

デメリットは、耐水性を保つために定期的なワックスがけなどのメンテナンスが必要なことです。長期的なメンテナンスを惜しまない方や、他の部屋との一体感を重視する方におすすめです。

洗面所床リフォームをする前の準備と確認事項


リフォーム前に、まずは現状の洗面所の状態を確認しましょう。床の劣化状況や配管の状態、洗面台の設置状況などをチェックします。

そして、誰が今後どのように使うのかをイメージしたうえで床材選びをすることがポイントです。リフォーム後のレイアウトや、あわせてリフォームをしたい場所についても考えておくと良いでしょう。

洗面所の床リフォームとあせて、洗面台や壁紙などもリフォームしてくれる業者がおすすめです。まとめてリフォームを依頼することで、手間やコストカットにつながります。

まとめ


今回は、洗面所床のリフォームについて、費用や注意点などを解説しました。洗面所床のリフォームは、快適な生活空間を維持するために重要な要素です。本記事で紹介した情報を参考に、自分に最適なリフォームプランを立て、快適な洗面所を実現しましょう。

洗面所床リフォーム後のケアとメンテナンスを丁寧におこなうことで、より長く快適な洗面所空間を保つことができます。もし、不明点があれば専門業者に相談することをお勧めします。洗面所の床をお好みにリフォームして、毎日の生活をより豊かにしましょう。
2025.02.04

ウィンドウトリートメントはカーテンだけじゃない!種類や特徴、選び方を解説

窓辺を彩るウィンドウトリートメントは、お部屋の雰囲気をガラリと変えるアイテムです。日差しを調整したり、プライバシーを守ったり、インテリアのアクセントになったりと多くのメリットがあります。この記事では、ウィンドウトリートメントの基礎や種類を紹介します。

ウィンドウトリートメントとは?その役割と種類



【ウィンドウトリートメントの定義】
ウィンドウトリートメントとは主に以下のアイテムを指します。

・カーテン
・ブラインド
・ロールスクリーン
・シェード
・プリーツスクリーン

これらの窓周りの装飾アイテムの総称です。窓辺の印象を変えるだけでなく、光や視線をコントロールする役割、そして断熱効果や省エネ効果を高める効果も期待できます。

ウィンドウトリートメントのそれぞれの特長



【カーテン】
遮光・遮熱・UVカットなどの機能性があり、多様なデザインや素材から選べます。

【ブラインド】
スラット(ブラインドの羽根板)の角度調整によって光と視線を細かくコントロールできるのが利点です。

【ロールスクリーン】
上下に開閉し、巻き上げた際にはすっきりとした印象になるのが特長です。光の透過性や遮光性など、様々な機能性を持つ生地が用意されています。

【シェード】
シェードは、窓に設置する布製の装飾品です。カーテンと同様に、室内の明るさを調整したり、プライバシーを守ったりする役割を果たします。

【プリーツスクリーン】
プリーツスクリーンは生地がアコーディオンのように折り畳まれ、ジャバラ状になっています。このひだによって、柔らかな光を取り入れたり、視線を遮ったりできます。

窓の種類に合わせたウィンウトリートメントの選び方


ウィンドウトリートメントを選ぶ際には、デザイン性と機能性の両方を重視することが大切です。インテリアとの調和だけでなく、窓の開閉や通気のしやすさを考慮することで、快適で使いやすい環境を整えられます。

以下、窓の種類ごとのおすすめのウインドウトリートメントをご紹介します。

【掃き出し窓】
掃き出し窓は庭やバルコニーに面した場所に設置されることが多く、出入りの頻度が高い場合にはスムーズな開閉が求められます。このため手軽に扱えるカーテンが適しています。

【腰高窓】
腰高窓は腰の高さ付近に窓枠があり、出入りの必要がないため、ウインドウトリートメントの選択肢が広がります。細長い形状の窓では、左右に開閉するタイプは避け、上下に昇降するロールスクリーンやシェードがおすすめです。これらは、窓全体をすっきりと覆い、デザイン性を損ないません。

【高窓や天窓 】
天井付近に設置される高窓や天窓では、手動での操作が難しいため、電動のシェードやロールスクリーンが便利です。リモコンやスイッチを利用して操作できるタイプを選ぶことで、快適な室内環境を実現できます。

【出窓】
出窓では、カウンター部分の利用方法に応じたトリートメント選びがポイントです。
窓枠に沿うように設置するバルーンシェードを選べば、カウンターの使用感を損なわずに、ふんわりとしたデザインを楽しめます。

※バルーンシェードは、裾の部分がバルーンのようにふっくらと膨らんだ形状が特徴的なシェードのこと。

ウィンドウトリートメントの選び方


ウィンドウトリートメントを選ぶ際は、何を優先したいのか考えてから、アイテムを決めるとよいでしょう。

例えば、昼間は明るい環境で過ごしたい方は、遮光性の高くないアイテムを選ぶことが肝心です。せっかく日当たりの良い部屋であっても、遮光性の高いカーテンやブラインドを閉めてしまうと、昼間でも室内が暗くなってしまいます。

逆に寝室の場合は、遮光性が高いアイテムを取り入れて、いつでも落ち着いた環境で眠れるようにしておくと快適に過ごせるでしょう。

他には、日当たりが良すぎて室内が暑い場合は遮熱効果のある素材を選ぶのもおすすめです。厚みのある素材を選択すれば、遮音効果も期待できます。

このように、解決したい課題に合うアイテムや素材を選ぶことが肝心です。

まとめ


窓の種類や目的に合わせて適切なウィンドウトリートメントを選ぶことで、より快適な住まいを実現できます。ウィンドウトリートメントの選び方について迷った場合、設計士やインテリアデザイナーなどに相談するのがおすすめです。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です

【全国対応可能】調査/コンサルティング
劣化度の調査、耐震診断、耐震補強、床下調査

【埼玉県/関東全域出張可能】工事
修繕、リフォーム、リノベーション、外壁塗装工事、介護リフォーム
キッチン・浴室・トイレ改修、内装工事、間仕切り工事 等

お気軽にご連絡ください♪    
電話:048-729-4517

〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2025.01.25

窓の寒さ対策について!手軽な対策からリフォームまで解説

戸建て住宅にお住まいの方にとって、窓の寒さ対策は快適な冬を過ごす上で欠かせないでしょう。窓の寒さ対策は、手軽な対策からリフォームまで様々な方法があります。そこで今回は、窓の寒さ対策についてご紹介します。

手軽にできる窓の寒さ対策



【 厚手のカーテンや断熱シートで冷気をシャットアウト】
厚手のカーテンは、窓からの冷気を遮断する効果的な方法です。既存のカーテンを厚手のものに取り替えるだけで室内の保温効果を高められます。

さらに効果を高めたい場合は、カーテンを長めにして床までしっかりカバーすると冷気が入りにくくなります。

【 隙間風を防ぐ】
窓の隙間風は室内の温度を下げる大きな原因となります。窓の桟とガラス部分には隙間があるので、その部分をふさぐようにタオルや段ボールを置いておくだけでも、隙間風をシャットダウンできます。窓枠の下部90cmくらいに発泡スチロールをはめ込むのも効果的です。

ほかには、コンセント口からの隙間風を防ぐためにテープを張ったり、パテを使ってサッシの隙間をしっかりと塞いだりするのも手軽かつ有効な防寒対策です。

内窓設置リフォームで寒さ対策


内窓設置のリフォームを行うことで、断熱性能を高めるだけでなく、防音効果や防犯効果も向上させられます。内窓のみの設置なら既存のサッシの内側に取り付けるため、外壁を壊さずに作業可能です。

窓の大きさにもよりますが、おおむね1か所あたり1時間くらいで施工できます。窓自体を変えるとなると工法によっては防水への懸念があり、費用も時間も嵩みますが、内窓設置のリフォームは比較的、手軽におこなえます。

なお、内窓設置のリフォームの際は、複層ガラスやLow-Eガラスを使った内窓を選ぶことで、より高い断熱効果が得られます。

Low-Eガラスは特殊な金属膜をコーティングしたガラスで、断熱性・遮熱性を高めたものです。外気の暑さに対する遮熱効果を持っているものの、冬場には貴重な暖かい日差しも遮ってしまう点はデメリットです。

また、金属製のサッシの場合、金属素材から外気の影響を受けることもあります。窓をリフォームする際に、樹脂製のサッシを選択することも寒さ対策につながります。

窓だけでなく壁や床の断熱で家中を暖かく


寒さ対策をしたい場合、窓だけでなく壁や床の断熱も併せて検討しましょう。壁や床に断熱材を施工することで、外気からの冷気の侵入を防ぎ、室内の暖気を逃がさないようにすることができます。

床下断熱工事を行うときは、単に断熱材を張り付けるだけでなく冷気が通る隙間を徹底的にふさぐことに注力してください。リフォーム工事は一度にまとめておこなうほうが効率的なケースが多いので、窓だけでなく家全体のリフォーム相談ができる業者に工事の相談をすることがおすすめです。

まとめ


冬を快適に過ごすため、寒さ対策は欠かせません。今回は、手軽な対策から断熱リフォームまで様々な方法をご紹介しました。費用対効果や住宅の状況を考慮しながら最適な方法を選び、快適で暖かい住環境を整えましょう。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です

【全国対応可能】調査/コンサルティング
劣化度の調査、耐震診断、耐震補強、床下調査

【埼玉県/関東全域出張可能】工事
修繕、リフォーム、リノベーション、外壁塗装工事、介護リフォーム
キッチン・浴室・トイレ改修、内装工事、間仕切り工事 等

お気軽にご連絡ください♪    
電話:048-729-4517

〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2025.01.07

和室から洋室にリフォーム!費用相場やリフォームプランの立て方を解説

和室のリフォームをお考えの方へ、洋室へのリフォーム費用やリフォームプランの立て方を紹介します。

和室を洋室に変えることで、住まいの雰囲気が大きく変わります。気に入ったお部屋で過ごせるようになれば、気分も明るくなるでしょう。

本記事では、和室から洋室へのリフォーム費用の相場や、リフォームの際に知っておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

和室を洋室にリフォームするメリット・デメリット


【メリット】
和室を洋室にリフォームする最大のメリットは、生活スタイルに合わせて空間を自由にアレンジできることです。和室に比べてインテリアをより楽しめるので、壁紙や照明器具などを多くの種類から選択できます。

またフローリングにすることで家具の配置が容易になり掃除もしやすくなります。畳の入れ替えや、障子・襖のメンテナンスが不要になり、手間が減る点もメリットです。

【デメリット】
断熱性や防音性を重視する場合、和室(畳)のほうがおすすめです。洋室(フローリング)にすると、寒さを感じやすく、生活音が響きやすくなるためです。これらのデメリットは、フローリングに断熱材や防音材を使用することで軽減できますが、その分費用はかさみます。

リフォームの種類と費用相場


和室から洋室へのリフォームは、その範囲によって費用が大きく変動します。畳をフローリングに張り替えるだけの部分リフォームの場合、6畳で15万円程度が目安です。先々を考えてきちんとした工事をするとなると、1畳あたり2万5千円を最低金額と考えてください。

一般的な和室は柱を見せる真壁だったりハンガー掛けのような長押(なげし)があります。これらの仕様も変えて完全な洋室にするか、床だけフローリングにするかで費用も工期も大きく変わります。

費用が高くなる工事は、ほかに以下のようなものがあります。

・壁や天井のクロス張り替え
・押入れをクローゼットに変更する
・間仕切りの追加
・建具を交換する
・特注サイズの建材を用いる場合

費用を抑えるためには、できるだけ既存の建具や収納を活かすことが有効です。DIYで自分で作業をおこなうと安上がりにはなるものの、失敗してしまう例も多くあります。仮に失敗した箇所の修正をプロに頼むと、当初よりも余計な費用がかかるケースが非常に多いのが現状です。

リフォームプランの立て方


【長期的な目線で考えてプランニングをする】
和室から洋室へのリフォームプランはまずリフォームの目的を明確にすることから始めましょう。「子ども部屋にしたい」「リビングと繋げて広く使いたい」「書斎にしたい」など、具体的な目的を定めることで必要な機能やレイアウトが見えてきます。

現在のライフスタイルだけでなく、将来的な環境の変化も視野に入れておきましょう。例えば「子どもが独立したあと、どのように使うのか?」「後々、バリアフリー化しやすいのか?」など、長期的な視点でプランを練るのがおすすめです。

【専門家に相談する】
和室から洋室へのリフォームをする際は、専門家であるリフォーム業者に相談することが第一歩です。専門家に依頼すれば、具体的かつ、自分に最適なプランを提案してくれます。リフォームの目的や予算などを伝えることで、プロの視点のアドバイスが受けられるでしょう。

インターネット上の情報だけでは分からない点も多いので、まずはお近くのリフォーム会社や工務店などに相談してみてください。

リフォーム前に確認すべきポイント


畳の部屋がフローリングの床や廊下に隣接している場合、リフォームによって段差が生じることがあります。建具の敷居は、通常、フローリングよりも高さがあるので畳側の部屋の床が高くなってしまうためです。敷居ごとすべて交換する場合は隣接か所との高低差がなくなりますが、これらを調整するためには工事日数が長くなり費用も上がります。

建物の築年数や現在の状態によっては、通常よりも費用がかさんだり、工期が長くなったりするケースは多々あります。手間がかかったり、希望する工事が増えれば、どうしても費用が高くなってしまうでしょう。事前に予算の上限を決めておき、リフォームする箇所・しない箇所の取捨選択をすることも必要です。

まとめ


和室から洋室へのリフォームは、空間を有効活用して快適な住まいを実現するための有効な手段です。費用やプランニングのポイントなどをしっかりと理解しておくことで、失敗しないリフォームができるようになるでしょう。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です

【全国対応可能】調査/コンサルティング
劣化度の調査、耐震診断、耐震補強、床下調査

【埼玉県/関東全域出張可能】工事
修繕、リフォーム、リノベーション、外壁塗装工事、介護リフォーム
キッチン・浴室・トイレ改修、内装工事、間仕切り工事 等

お気軽にご連絡ください♪
電話:048-729-4517

〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::