ブログBLOG
2022.01.01

2022年 新年 おめでとうございます

新年のご挨拶

令和4年。あたらしい年の始まりを皆様いかがお過ごしでしょうか。

平成が終わったばかりだと思ったら、令和も4年になりますね。実をいうと天皇陛下と私は誕生日が一日違いで 年齢は陛下が3つ上です。子どものころは陛下=お爺ちゃんというイメージでしたが、同年代なんです。いよいよ私もそんな年齢なのかと思うと、令和の元号を重ねるのは特別な重みがあります。

さて、考えもしなかったコロナ禍が3年目に突入です。建築業界では資材の高騰と品薄で混乱が続いております。春からは木材建材だけでなくアルミ製品からキッチンなどの設備機器まで幅広い値上げラッシュとなります。2年前に今の状況を予測できた人はいないでしょう。そう考えると、今年や来年・再来年がどんな年になるのかを正確に予測するなんてできそうもありませんね。でも、いま予測の言葉を使いながら、「何を予測するのだろう」と考えました。

コロナ禍の後はどうなっているのか?経済状態は?災害は?などは予測できないかもしれないですが、しかし58歳10か月の私は1年後には還暦になるのは間違いないし、皆様の暮らしも社会の動きに関わらず日々重ねていくことには変わりありません。変わるものは変わる。予測できないものは予測できないのですが、それ以上に変わらない営みこそが大切なのではないだろうか。そんなことを考えました。

最近は「リベラルアーツ」という言葉をよく聞きます。直訳すると一般教養になります。専門性にとらわれることなく幅広い知識や経験を身につけて総合的に判断していくことが大切だと説かれることが多いようです。そして同時にリベラル=自由、アーツ(アート)=技能でもあります。人が自由に自分らしく生きるための知識や経験であり技能であるという意味です。建築に置き換えるなら、技術や専門性は大事ですが、目指すところは住む人が自分らしく人生を送ることが大事なんだと改めて学んでおります。

今年も一年、よろしくお願いします。