2024.12.26
お風呂リフォームは何日かかる?ユニットバス・在来風呂のリフォーム工期と工程を解説

工事期間の目安や工事の流れなどをまとめているので、お風呂のリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてください。
お風呂リフォーム日数の目安
お風呂のリフォーム日数について、以下2つのパターンを解説します。
【ユニットバスからユニットバスへのリフォーム】
ユニットバスからユニットバスへのリフォームは、比較的工期が短く、一般的に3~4日程度で完了します。ただし、浴室ドアの大きさを変更する場合や、窓枠を変更する場合は最低でもプラス1日かかるため、5~6日はみておきましょう。
【在来浴室からユニットバスへのリフォーム】
在来浴室からユニットバスへのリフォームは、ユニットバスからユニットバスへのリフォームよりも工期が長くなります。在来風呂の解体作業や土間コンクリートの打設、配管工事などが必要となるからです。
通常どおり工事が進行した場合の目安工事期間は、8日程度です。
在来浴室からユニットバスに交換する際の工程例
・在来風呂を壊す:2日
・水道、電気、配管の設置:1日
・土間打ちと養生(硬化時間):2日
・ユニットバスの組み立て:1日
・ドア枠の設置:1日
・最終チェック(設備確認):1日
在来浴室はそれぞれの住宅によって構造が異なるため、解体した際に思わぬ問題が発生することがあります。そのため、リフォーム会社は余裕を持った工期を設定することが多く、10日以上かかるケースもあります。
なお、在来タイル浴室の場合は、柱や土台や窓台が腐朽していることが珍しくありません。そのため、工事スケジュールには余裕を持っておきましょう。極端に短い工期を売り文句にしている会社には注意が必要です。
リフォーム日数が通常より長くなる要因
基本的な工期は上記でお伝えしましたが、お風呂のリフォーム工事はさまざまな要因によってかかる日数が変わってきます。以下では、どのような要因がリフォーム期間に影響するのかを解説します。浴室の工事では柱や梁・桁などの構造材が見える状態まで解体しますので、耐震補強工事を同時に行うことをお勧めします。それが出来るかどうかも業者選びのポイントです。
【追加工事(オプション)がある場合】
浴室乾燥機や換気扇、照明器具などのオプション工事は、ユニットバスの設置工事と並行して行われる場合が多く工期への影響はそう大きくありせん。ただし複雑な配線工事が必要な場合は、工期が1日程度延びることがあります。
また「自動お掃除機能付」のお風呂にすると、電気工事が必要になる場合が多く、追加日数がかかります。
【築年数が古い場合】
建物の構造や築年数は、工期に大きな影響を与える要素です。前述のとおり、腐朽箇所が多いと追加作業が増えて時間を要するためです。さらに木造住宅や2×4住宅、ハウスメーカー住宅では、それぞれの解体工事の難易度や工程が異なるため、工期に差が生じる場合があります。
また築年数が古い住宅は、浴室の窓の下やドアの下が腐朽している場合があり、これらを交換するとなると工期は長くなります。
【解体工事が難しい場合】
在来風呂からユニットバスにする際、最初に解体工事を行いますが、解体工事の難易度は建物(立地)やお風呂の状態によって左右されます。
解体した在来風呂を搬出しなければなりませんが、住宅の間口が狭かったり玄関前までトラックを横付けできない場合、作業の進みが悪くなるでしょう。
在来浴室の場合、タイルやモルタルの撤去、配管の取り外しなど複雑な作業が必要なケースが多くユニットバスの解体よりも時間がかかります。モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜたもののこと。
お風呂のリフォーム会社を選ぶポイント
お風呂リフォームをスムーズに進めるためには、リフォーム会社の選び方が重要です。
実績が豊富で信頼できる会社を選ぶことはもちろん、担当者との相性やコミュニケーションの取りやすさも大切な要素といえます。
その他前述した腐朽の修理や耐震補強も考慮した幅広く対応してくれるかもポイントです。
とくに、メーカーのショールームで製品を一緒に確認し、具体的なアドバイスをしてくれるリフォーム担当者は非常におすすめです。メーカー目線以外のアドバイスではなく、施工業者ならではの実体験に基づいた意見は参考になるでしょう。
また浴室工事の際は、柱や梁・桁などを「構造材が見える状態」まで解体します。このタイミングで耐震補強工事を行うと、手間が省けるため効率良く工事ができます。しかしこのような提案は、耐震診断や耐震リフォームの知識に長けている業者でなければ、なかなかできません。業者選びの際は耐震診断をあわせて依頼できるかどうか、確認してみてください。
お風呂のリフォーム工事前にチェックしておくこと
【見積もりの確認】
お風呂のリフォーム工事が始まる前に、見積書の内容を詳細に確認し、不明点があればリフォーム会
社に確認しておきましょう。追加工事が発生した場合の条件等も把握しておくと安心です。
【契約内容の確認】
契約内容をしっかりと確認することで、トラブルを未然に防げます。工事内容や支払い方法など、契約書に記載されている内容を詳細に確認しましょう。不明点があれば、契約前にリフォーム会社に質問し、納得した上で契約を締結しましょう。
【工程の確認】
作業工程の確認も大事です。とくにお風呂を含む水回りのリフォームの場合は、生活に影響がでることが多くあります。「いつからいつまでお風呂に入れないのか?」「工事中に断水するのか?」など、事前に確認しておきましょう。
まとめ
お風呂のリフォーム期間は、工事内容やさまざまな要因によって大きく変動します。工事期間中はお風呂に入れなくなるため、どのように対応するのか考えておくことが必要です。リフォーム期間中の生活への影響を考慮して、余裕を持った計画を立てましょう。
また、お風呂のリフォームでおすすめなのは、浴室とあわせて脱衣所側の工事も一緒にやることです。快適度が大きくアップすることと、他の工事と一緒に進めることでコストを抑えられる点がメリットです。
お風呂や脱衣所のリフォームを検討している方は、ぜひ一度リフォーム会社や工務店などに相談してみてください。